インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫の発明

インドの高校生3人組が、電気を必要としない冷蔵庫を開発し、世界的な環境省「アース・プライズ2025」を受賞した。

■なぜ電気を使わずに冷却できるのか？

塩が水に溶ける際に熱を奪う化学作用を利用した「イオノカロリック冷却法」を使っているからだ。主要な塩は「塩化アンモニウム」で、これにより水の温度を最大28度も下げることが可能だ。さらに「塩化アンモニウム」と「水酸化バリウム八水和物」を組み合わせることで、なんとマイナス10度まで冷却することができる。

電力供給が不安定な地域や災害の救援、農村の医療現場での活用などが期待されている。